桁連結・ノージョイント

わが国の高度成長期、あるいはそれ以前に建設された古い年代の高架橋には、単純桁を連ねた形式が多く採用されています。単純桁が連なる高架橋では、道路の継ぎ目というべき伸縮装置が多く、衝撃による騒音・振動の発生、車両走行性の低下、伸縮装置部の維持管理コストの増大という問題がクローズアップされてきました。
その一解決法として開発された工法がノージョイント工法であり、単純桁の連結により伸縮装置を撤去し、路面を連続化させるものです。 当社は、鋼桁主桁連結工法をはじめとするノージョイント工法の設計・開発に約25年前から取り組み、道路機能の向上や環境保全に貢献できるように努めています。

連結ノージョイント工法の種類と効果

連結型ノージョイント工法の種類

工法名 連結方法
鋼桁床版連結工法 鋼桁のRC床版を鉄筋コンクリート打設によって連結する工法
鋼桁主桁連結工法 鋼桁の主桁の腹板あるいはフランジを連結板によって連結する工法
PC桁床版連結工法 PC桁の床版を鉄筋コンクリート打設によって連結する工法
PC桁横桁連結工法 PC桁の端横桁間に無収縮モルタルを充填し、PC鋼棒によって連結する工法

a)鋼桁床版連結工法
 
b)鋼桁主桁連結工法

c)PC桁床版連結工法
 
d)PC桁横桁連結工法

ノージョイント工法の期待される効果

鋼桁主桁連結工法の設計

構造

鋼桁主桁連結工法は、隣接する既設鋼桁の腹板間を連結板により連結し、活荷重、温度変化および地震時に対して連続桁の挙動をさせるものです。また、既設支承をゴム支承に取り替え、反力分散弾性固定構造に変更します。

連結径間数の検討

連結対象箇所は、形式が鋼Ⅰ桁であり隣接する2連の主桁本数が一致していることが基本となります。また、主桁の折れ角や付属物の存在により、連結できない場合があります。
連結径間数は、桁端の変位(移動)量・下部工耐力・支承寸法等により決定されます。

支承の設計

ゴム支承のせん断バネを利用して、地震時慣性力を各橋脚へ分散させます。また、連結部の断面力や支承反力を適正値にするため、鉛直方向のバネ定数が重要となります。既設支承取替が基本であるため、既設支承の高さやアンカーボルトの耐力に対する検討が必要です。

下部・基礎工の検討

連結により耐震固定方法が変わるため、下部工及び基礎工の安全性を照査する必要があります。連結前の状態に対して、悪化させないことが前提条件となります。
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