PC桁・RC桁の補修補強

コンクリート橋(PC桁・RC桁)の機能を長期にわたり維持するためには、現況の損傷程度およびその原因を的確に把握し、適切な補修・補強を実施する必要があります。
コンクリート橋の損傷には、ひび割れ、漏水・遊離石灰、剥離・鉄筋露出、豆板・空洞等さまざまな症状があり、損傷原因や損傷程度に合わせて補修補強方法を選定しなければなりません。
コンクリート橋において、よく見受けられる損傷の種類と主な原因には、以下に示すものがあります。

損傷の種類 主な原因
ひび割れ 鉄筋腐食、アルカリ骨材反応、構造的要因、乾燥収縮
漏水・遊離石灰 ひび割れ進行、防水工の不備
剥離・鉄筋露出 ひび割れ進行、被り不足、締め固め不足
豆板、空洞 締め固め不足
鋼材腐食 塩害、中性化

ひび割れ

遊離石灰

鉄筋露出

空 洞

コンクリート桁(PC桁、RC桁)の補修・補強工法

一般的な補修方法としては、断面修復、橋面防水工敷設、コンクリート保護塗装等があります。
当社には、現地で点検調査を行い、個々の損傷程度の判定・原因の推測をもとに、部材耐力の検証・評価、最適工法の選定、および選定された工法の詳細設計を行う一連の業務や、個々の調査設計業務に豊富な経験があります。

補修工法 (1)断面修復工
(2)橋面防水工
(3)表面保護塗装工
(4)鉄筋防錆工
 
補強工法 (1)鋼板接着工法
(2)炭素繊維シート接着工法
(3)鉄筋補強上面増厚工法
(4)外ケーブル工法

コンクリート橋の補修補強

昭和38年に建設された「ポストテンション方式PC単純T桁」に対する橋梁補修の詳細設計事例をご紹介します。
この橋梁には、以下の補修工事が必要と判断されました。

主桁コンクリートの浮き上がり、劣化 浮き上がり部と劣化部の撤去・断面修復
コンクリ-ト劣化進行 劣化抑制塗装
橋面防水不全 防水工敷設(橋体への水分供給を遮断)
地覆高欄損傷 取り替え(機能復旧)
支承損傷
(鋼製沓の腐食、アンカーボルト 抜け出し)
取り替え(機能復旧)
伸縮装置損傷 取り替え(機能復旧)

補修補強後全景

補修補強 前

補修補強 後
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