東神戸大橋耐震補強関連業務

 

 

東神戸大橋は、阪神高速湾岸線の神戸市東灘区の東神戸水路を跨ぐ、橋長885mの3径間連続鋼斜張橋です。橋軸方向の支承条件にオールフリー形式を採用した長周期構造(固有周期4.3秒)であり、大規模地震時の主桁の過大な変位を抑えるため「縦置きサンドイッチ型積層ゴムダンパー」を提案し、設計しました。この構造は、主桁と塔水平梁をケーブルと積層ゴムダンパーで拘束したもので、主桁と塔に生じる相対変位を積層ゴムダンパーの履歴減衰で低減させます。天保山大橋の耐震補強を併せて、平成22年度「土木学会技術賞」を受賞しました。

 

発注機関 阪神高速道路株式会社
橋 長 885.0m
構造形式 3径間連続鋼斜張橋
支間割

200.0+485.0+200.0m

支持方法

橋軸方向:オールフリー形式

橋軸直角方向:全点(6点)固定

解析・モデル 非線形動的解析・橋梁全体系立体骨組解析モデル
耐震対策

 

 

■橋軸方向地震対策

・オールフリー形式の本橋は、地震時の上部工変位が過大となるため、

変位制御構造を検討の上、これまでにない「縦置きサンドイッチ型

積層ゴムダンパー」とケーブルを組み合わせた制震装置を提案し、採用されました

■直角方向地震対策

・ウインド支承の補強構造を設計

・端橋脚の脚柱のコンクリート充填補強

・端橋脚、中間橋脚の梁部材の座屈防止として補鋼材を設置

■フェイルセーフ構造

・端橋脚上のペンデル支承損傷に伴い、桁端部の浮き上がりと落橋を防止するため

浮き上がり防止構造を設置

・ウインド支承が損傷した場合に備え、主桁が塔部に衝突するのを緩和するための

緩衝装置を設置